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革修理ブログ
2025/09/03
ソファ革が破れる前なら!レスキューリカラー施工【カリモク1人掛けソファ】
こんにちは(^^♪
革研究所富山高岡店でございます。
ブログをご覧いただきありがとうございます❕
さてさて…今回ご紹介する施工事例は1人掛けのソファです。
ご依頼品の⇩施工前のお写真はこちら⇩
【BEFORE】
とっても座り心地の良さそうなカリモクの1人掛けソファ。
カリモク家具は1940年に愛知県刈谷市で創業した国内製造家具メーカーです。
現在では、家具の企画・製造・販売をすべて自社で行う、国内トップクラスの
高級家具ブランドとして広く知られています。
企業理念として掲げているのは「人々の豊かな暮らしに貢献する家具づくり」。
「座り心地」「耐久性」「人間工学」などを追及し続け、
安さや流行を追うのではなく、「長く使えること」「使う人の身体に合うこと」を
第一に考える姿勢が、多くのファンから人気を集めています。
カリモクの椅子やソファは数万円から数十万円と、一般的な家具と比べると
高額ですよね。それでも、「買ってよかった」「ずっと使い続けたい」と
リペアをご希望される方が多いんです。
カリモクの椅子やソファをリペア補修にやってこられる方は
「カリモク家具のソファって、座り心地が全然違う」と口をそろえておっしゃいます。
そんなに…⁉と気になって、調べてみたところ、その理由には
「カリモク家具が長年取り組んできた独自の座り心地研究」があるそうで。
EIS(Ergonomics Interface System)=座り心地という名のもと、
人間工学に基づいた開発を継続しており、骨格の構造や筋肉の動き、
体圧分散のバランスに着目して、「長時間座っても疲れない」
「自然に姿勢が保たれる」設計を追及しているとのこと。
特にソファやダイニングチェアにおいては、”お尻だけでなく
背中・腰までしっかりと支えるクッション設計”や、”深く沈みすぎず
立ち上がりやすい座面構造”など「使う人の動き」まで考えられた工夫が
施されているそうです。
一般的な家具より高額でも、ファンが多いこと、なるほど納得ですよね。
…と話は少し逸れてしましましたが、今回のこちらの事例もそんなカリモクのソファ。
長年の使用によって、ひび割れ・色褪せ・スレが見受けられます。
特にひじ置きの部分はかなり下地が見えてしまっていますね。
でもこんな状態でも大丈夫❕革が破れている個所はありませんので、
革の張替えは不要❕リカラー(塗り直し)施工で充分キレイになりますよ。
張替えが不要であれば、リペア(修理)料金もずっと抑えられます。
そして、ひと通りのリカラー(塗り直し)施工を行った後の
⇩施工後のお写真がこちら⇩
【AFTER】
いかがですか!(^^)! いかがでしょうか!(^^)! キレイになりました!
目立っていたひび割れ・色褪せ・スレ等はわからなくなり、
全体的に革にもツヤ感が戻り、まだまだ気持ちよくお使いいただける状態に
なりました。お気に入りのカリモクのソファ、これからもずっと大切に
していただきたいですね。
では、ここからは今回の施工内容を詳しく説明していきます。
①クリーニング、脱脂
②下地の補修
③着色
④コーティング(色止め、ツヤ加減調整)
⑤最終仕上げ
以上の5工程でトータルに革をケアさせていただきます。
まず初めに①クリーニング、脱脂の工程です。
当店の施工はご依頼品を隅々までクリーニングするところから始まります。
専用のクリーナーを使用して、手作業で汚れを落としていきます。
さらに脱脂です。元々の革に残っている油分も落としていきます。
汚れや油分が残っていると、着色の工程で色が定着しづらかったり…
仕上がりに大きく影響してしまいますので、くぼんでいる個所や
座面と背もたれの間の隙間なども丁寧に手をかけて作業を進めます。
次に②下地の補修工程です。
ひび割れ・スレ・キズの部分を中心に補修剤を塗布していきます。
スレて表面の塗膜がなくなっている・あるいは薄くなっている箇所の
表皮を形成していく工程です。種類の違う補修剤をそれぞれのキズに合わせて
使い分けて塗布することで、より整った表面を作っていくことができます。
補修剤を塗布した後、しっかり乾燥させてから必要に応じて研磨も行い、
ざらつきのない滑らかな表面状態に仕上げます。
表面の状態が整ったら、いよいよ③着色の工程です。
内側の劣化の少ない部分を参考にブラウン色を調色していきます。
もとの色に可能な限り、近づけるべく何度も微調整をくりかえしての調色です。
色が出来上がったら、ソファ全体にスプレーガンを使用して塗布していきます。
ムラなく自然な仕上がりとなるように少しずつ吹き付けるのがポイントです。
そして④コーティングの工程です。
着色した色が落ちないよう、色止め剤をスプレーガンを使用して塗布していきます。
ツヤ感の調整もこの段階で同時に行います。
最後に⑤仕上げの工程です。
全体をオイルで保湿し、手触りもよく拭き上げて、すべての施工工程完了です。
今回ご紹介のソファはリカラー(塗り直し)による修理でしたが、
革研究所のソファやチェアの修理方法は、大きく分けると以下の3パターンに分けられます。
1,リカラー(塗り直し)補修(スレキズの染め直し・カラーチェンジ)
2,部分張り替え(座面のみ、背もたれのみなど)
3,全面張り替え
張替えの修理も可能ですので、どんな状態のソファでもご相談ください。
※今回ご紹介した1,リカラー(塗り直し)補修による
ソファ・チェアの修理費用の目安は以下の通りです。
シングルソファ 19,970円〜
ラブソファ 39,930円〜
トリプルソファ 53,240円〜
ソファセット 86,520円〜
マッサージチェア 26,620円〜
ダイニングチェア各種椅子 13,310円〜
部分補修(タテ+ヨコ=16cm未満) 5,330円〜※1箇所当たりの料金
(※詳しくはホームページの革修理料金の項目からご確認ください。)
張り替えの場合は工賃に加えて材料代も加算されるため、施工料金も高くなりがちですが、
リカラー(塗り直し)補修は張り替えと比べると費用面も比較的抑えることができます。
またソファのような大型家具の施工料金は、サイズ・形・装飾・劣化の具合等、
施工の難易度等を確認させていただいたうえで決定いたします。
まずはお写真などで確認させていただき目安の料金をお伝えした後、
現物の確認時に最終的なお見積もりをお出しする流れとなります。
また、近隣エリア(当店から1時間程度)の場合は
無料出張見積もりサービスもご利用いただけます。
大型のものなどは画像では確認・判断しきれない部分も多いため、
できるだけ現物を拝見したいという思いもございます。
来てもらったからと言って、必ず依頼しないといけないということは全くございません^^
どうぞお気軽に、出張見積もりサービスもご利用くださいね!
革研究所では全国の店舗で長年にわたり、数多くの革製品の修理(リペア)を行っております。
財布やバッグ、靴といった革小物はもちろん、ソファーやチェア等の大型家具まで❕
どんな革製品の修理でも気になることがございましたら、まずは革研究所富山高岡店までご一報ください❕
〒933−0002 富山県高岡市吉久2-2-27 TEL:0766-75-8161
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(必要によってオンラインで概算のお見積もりもお出しいたします。)
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革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。
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革ジャン、革コート・革のジャケット等革衣類の修理、補修もお任せください。部分的なスレ・キズの補修から、革全体の色を変える(カラーチェンジ)まで幅広く対応いたします。
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